プレミアムブログ【レオコーチpresents ~サッカー人生で得たもの②~】
プレミアムブログvol.44
【レオコーチpresents ~サッカー人生で得たもの②~】
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レオコーチのコラム②です!(前回のコラムはこちら↓)
https://fc-granseed.com/2022/11/25/premiumblog043/
前回のブログでもレオコーチ自身の言葉で、高校サッカーでとても苦労した経験が書かれていたかと思いますが、実はあれ、まだ序の口です…苦笑。
この第2編では更に過酷なエピソードがたくさん出てきますので、心臓の弱い方はこの先を読むのはお勧めしません…笑。
予めご理解頂きたいのは、レオコーチ自身は過酷な環境で育ててもらったことにとても感謝していて、それを少し面白おかしく思い出話として書いてくれていますが、その裏には「こんな厳しい世界もあるんだよ」「でも、乗り越えた先でこんな景色を見たよ」と言うことを、少しでも誰かに伝わればいいな、そんな想いで書いてくれているので、そのことを念頭に置いて読んで頂けたら幸いです♪
本気の本気の強豪チームがどんな世界なのか、少しだけこのコラムから覗くことができます♪(心臓の弱い方はご注意ください…笑)
「サッカー人生で得たもの ~②~ 」
さて、桐生第一高校の伝統である【菅平修行】が毎年夏休みにあります。”合宿” ではなく ”修行” です。笑
持ち物はただ一つ。ランニングシューズだけです。ボールもスパイクも持っていきません。とにかく ”走る” だけの合宿、いや修行です…笑
3日間で100キロ以上は走ります。
走りと言っても平たんな道を走るわけではありません。菅平は標高の高い “高原” です。菅平の中にあるスキー場へ走りに行きます。
周りは観光客で賑わっていますが、その中を死ぬ物狂いでずっと走ります。
死にそうになりながら走りゲロを吐くやつも沢山います。途中で倒れる人も出てきます。
それでも、終わることはありません。
朝5時から始まる早朝練習、午前練習、午後練習、
走力トレーニングにもなっていますが、あれは
この菅平修行を高校時代に3回行いました。
1年生は一番きつくて、先輩の洗濯物を回さないといけません。
(皆さん、母校のパワハラを暴露するブログではなく、感謝の意を述べるブログであることを忘れないでくださいね笑)
1年生は寝る時間は3時間程度しかありません。
しかし、多くのことを学びました。
チームとして1つになる大切さ。仲間の存在のありがたさ。部員全員で走りきることに意味があります。目標があるから頑張れます。
「本気で前橋育英を倒したい」
その思いでみんながひとつになり山道を走り続けます。
最終日の最後のメニューには22km走があります。22km走と聞いて驚かれるかもしれませんが、これが1番楽なメニューでした笑。後は走って終わりです、なんのこれしき笑。(感覚がバグってしまいます笑)
22キロ走が終わった後の、あの達成感。。。
もう2度やりたくありませんが、逆に言えばあの達成感と高揚感は2度と味わうことはできない、最高の瞬間でした。(上手く言葉にできないぐらい、素晴らしいものでした)
菅平修行以外にも、日々の活動の中できついトレーニングはたくさんありました。
怒られた罰として走らされることも度々。「○○分で○○周走ってこい」と言われるのですが、どう考えでも絶対に達成不可能なタイムを設定され、案の定そのタイムで走り切れなければ、「はい追加で更に走りね」と言う追加オーダーを課されます。それをエンドレスに繰り返してずっと走らされたこともあります。
年に数回、走り込みをしすぎて泡を吹いて倒れている仲間がいます。救急車に運ばれますがきついトレーニングは終わりません…苦笑。
これは強豪チームあるあるだそうですが、きついトレーニングで追い込まれ過ぎたあまり、心の中で「もう誰か死んでくれ。(誰か1人犠牲になって)問題になれば俺たちは解放される」と全員ゼッタイに一度は考えてしまうことです。笑 (それぐらい過酷だったという例え話です笑)
また、桐生第一高校の冬は雪が降ります。
雪が積もった次の日の朝、部員はグランドに集められて横一列に整列をさせられます。
「走った熱気で雪を溶かせ。」
そう言われて皆一生懸命雪の中をズボズボと走りますが、当然そんなことで溶けるはずもなく、むしろひたすら走って雪を踏むのでグランドがカチコチに凍ってしまいます。
その後は「凍って練習できないから、急いで雪かきをしろ」と言われカチコチに凍った雪、いや、地面にへばりついた氷を一生懸命剥がしていきます。
こんな理不尽なことありますか?笑
(皆さん、もう一度言いますが、母校のパワハラを暴露するブログではなく、感謝の意を述べるブログであることを忘れないでくださいね笑)
これがザ・高校サッカーです。
3年生となった高校生活ラスト1年。
試合に出れることの嬉しさとありがたみを、改めて学びました。中学までは試合に出れて当然、出してもらえて当たり前、そんな環境だったので試合に出れない悔しさを知ることもありませんでした。(GranSeedではみんながたくさん出場機会をもらえる環境なので、とても最高な環境だと思います)
僕の同級生には世代別日本代表に選ばれている子がいたので1年間をかけて j sportsさんが桐生第一高校に取材にきてくれていました。
常に近くにいるカメラをみて、
高校サッカー冬の選手権予選前には地元のテレビ局の方がグランドへ来て取材をされます。
気づけばインタビューに答える側になっていたり、デパートに行けば声を掛けられたり、試合が終われば見に来ていた小学生からサインを求められることも
試合後にはSNSのフォロワーが増え、DMもたくさん届いたりします。
(Instagram、Twitter 塩澤玲央で検索してみてください。フォローお待ちしています♪)
選手権予選では自分の名前がスタジアムに呼ばれます。更には、自分の応援歌を歌ってもらえました。
満員のスタンドからの声援は素晴らしいものでした。
選手権予選での群馬県大会決勝戦は、桐生第一 vs 前橋育英。僕はその決勝の舞台に立つことができました。
高校入学前の約3年前、「前橋育英を倒して全国に行く」「俺が桐生第一を全国に導くんだ」そんな目標を持って入学し、本当につらい日々ばかりでしたがそれを乗り越えて、この決勝の舞台に立ちました。
その時、約3000名の方がスタンド
結果は、前橋育英には敗れ、選手権の全国大会へは辿り着きませんでした。
本当に悔しかったし、その悔しさは昨日のことのように覚えていますが、高校サッカーをやり切ったので1ミリも後悔はありません。むしろ達成感と充実感の方が大きく感じられたぐらいです。
今回のコラムは、まるでパワハラ暴露のような文章も見受けられたと思いますが笑、本当にそうではなく、全て良い思い出だし、全力で感謝しています。桐生第一に行って本当に良かったと思っているし、声をかけてくれ、育ててくれた指導者の方々、関係者の方々には感謝しかありません。
前橋育英を倒し桐生第一で全国大会へ行くという夢は、グランシード
高校サッカーを引退し、全国と言う大きな目標を達成できずに高校生活を終えましたが、僕はその後、岡山県のIPU(環太平洋大学)に進学します。
~第三部へ続く~
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